アーサー C.クラーク「2001年宇宙の旅」

2001年宇宙の旅 (ハヤカワ文庫 SF 243)

2001年宇宙の旅 (ハヤカワ文庫 SF 243)

古典。この本を借りた先輩曰く宇宙での描写がずいぶん前に書かれたものにしては的確とのこと。
読んでみると、予想を交えた細かい宇宙船の様子が描いてあった。
今読んでもあまり違和感はない。僕がくわしくないせいもあるだろうが。


有名なHALも登場。コンピュータの反乱というモチーフは当時では新しいものだったのだろうか
それとも、使い古されたもの?SF詳しくないからようわからん
今読むとすこしベタに感じた。


クラークを読むのは2作だけどこの人の宇宙に対する宗教観は、ちょっとついていけない。
最後の部分はカットしてもいいんじゃないかと思う。SF的にはオチ(つまり宇宙人の正体)を明確に書かないのダメなのだろうか
人類の次の段階へのステップ。神様・別次元の生物への意思。そういうのはどうもな。
解説を見ると別作品だけど、相互に補完しあっているかのように書いてあったから、映画も見るとすっきりするのかなあ。